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金属粉・テンペラ・酸化液など

アメリカの友人は、欧米人は『 物はものでしかない 』と感じるが、日本人には『 Heart of Thing (ものに心を感じるセンス)』があると言います(例として針供養など)。文化が違うと物に対する感じ方や美意識が違う。牧谿の水墨画に現代人も惹かれるのは、日本人の「単純さ」を好む美意識が, 古来のアニミズムや神道と相まって、「禅」によって培われてきたせいではないか?(例えば茶道・華道・山水画など/岡倉天心著『茶の本』より)「自分の美意識も含め、日本の美意識は何か?」をテーマに、テンペラ・金属粉で描いた図像を酸化液で酸化・腐食させ、緑青や鉄サビで消し、〈人工的artficial= 西洋的〉から〈自然的natural = 東洋的〉に変え、「偶然性」を積極的に活かす表現を試みた。